冤罪:研究からわかること
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冤罪:研究からわかること

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  • 2014年の統計研究は、米国で死刑判決を受けた人の少なくとも4.1%が無実だと推計しました。通常の犯罪での割合は誰にもわかりません。
  • 米国の雪冤記録(National Registry of Exonerations)には1989年以降3,800件を超える雪冤と、3万6,000年を超える失われた服役期間が記録されていますが、これは最低限の数字だとされています。
  • 2025年の雪冤では、公的機関の不正と偽証・虚偽告発がそれぞれ約10件に7件、誤解を招く法科学証拠が10件に4件で関わっていました。
  • 判明した雪冤者の約4分の1は有罪答弁をしていました。ある実験では、条件付きの取引を示された無実の参加者の3分の1が取引に応じました。

裁判所が犯しうる最悪の誤りは、何もしていない人を有罪にすることです。米国では1989年以降、3,800人を超える人が公式に罪を晴らしましたが、それまでに平均して10年以上を刑務所で過ごしていました。しかもこれは明るみに出た事件だけです。実際にどれだけあるのかは犯罪学で最も難しい問いの一つです。誤った有罪判決は、誰かが反証するまで、正しい判決とまったく同じに見えるからです。

研究者は、死刑判決の統計モデル、受刑者への匿名調査、裁判官や弁護士による推定などを試みてきました。共通する結論は一つです。冤罪はまれな偶然ではなく、判明している事件は全体のごく一部で、しかも偏っています。多くは殺人や性犯罪で、裁判を経たものです。そのため、はるかに数の多い、有罪答弁で決着した事件についてはほとんど何もわかりません。

この記事では、推計が何を示すか、米国の雪冤記録から誤りがどう起きるか、なぜ無実の人が有罪を認めることがあるのか、長い服役が健康や寿命に何をもたらすか、そして補償の仕組みを見ていきます。英国と日本とも比べます。元の事件の詳細には触れず、被害を受けた人の名前も挙げません。目撃証言の誤りは、このサイトの別の記事で扱っています。

点描画:朝の光が差す誰もいない廊下。背の高い窓の下に簡素な木のベンチがあり、たたんだ上着と小さな段ボール箱が置かれている。箱に琥珀色の小さな光が一つ。
持ち物のすべてが、出口のそばのベンチで待っている。

割合を知るのが難しい理由

誤った有罪判決が数えられるのは、それが覆されたときだけです。覆すには通常、新しい証拠、何年も取り組む弁護士、耳を傾ける裁判所が必要です。米国の雪冤記録の創設者の一人であるミシガン大学の Samuel Gross は、全体の割合はそもそも推計できず、言えるのは誤判がまれではなく、雪冤の数をはるかに上回るということだけだと論じています。

明るみに出る事件は偏っています。Gross が2008年に指摘したように、殺人と性犯罪は米国の重罪の有罪判決の約2%にすぎませんが、最も注目されるため、判明した雪冤の大半を占めます。軽い罪で有罪を認めた人、短い刑を受けた人、実際には起きていなかった犯罪で有罪になった人には、争う時間もお金も動機もほとんどありません。その誤りは見えないままです。

死刑判決からの推計

例外が死刑判決です。一件ごとに何年も審査され、雪冤もよく記録されているからです。Gross、Barbara O’Brien、Chen Hu、Edward Kennedy は2014年の『PNAS』の論文で、1973〜2004年に死刑判決を受けた人に生存時間分析を当てはめました。全員が死刑判決のまま無期限にとどまったとすれば、少なくとも4.1%、約25人に1人がいずれ雪冤されると推計し、これを無実の人の割合の控えめな推計だとしました。

無実の人はどれくらい有罪になるのか

誤判率の公表された推計。方法と事件の種類別(%)。

受刑者の自己申告調査、ある州の新規収容者6%
1980年代の死刑対象の強姦殺人、上限(下限3.3)5%
1973〜2004年の死刑判決、統計モデル、少なくとも4.1%
死刑判決、それ以前の推計、少なくとも2.3%
ミシガン州の実務家による自分の地域の推定、未満0.5%

出典:Loeffler CE ほか、J Quant Criminol(2018)、doi:10.1007/s10940-018-9381-1;Risinger DM(2007);Gross SR ほか、PNAS 111(20):7230(2014)、doi:10.1073/pnas.1306417111;Gross SR、O’Brien B、J Empirical Legal Stud(2008);Zalman M ほか、Justice Quarterly(2008)。方法はそれぞれ異なる。

研究の時点で実際に雪冤されていたのは、死刑判決を受けた人の約1.6%だけでした。この差には意味があります。死刑判決を受けた人の多くは後に終身刑に減刑され、そうなると無実かどうかの調査にかける労力がずっと少なくなると著者らは指摘しています。誤判率が4%を超える以上、1977年以降に執行された1,300人を超える人の中に無実の人がいたことはほぼ確実だと著者らは判断しました。死刑情報センターは、1973年以降の死刑囚の雪冤を200件超と数えています。

ほかの方法でも似た範囲の答えが出ますが、それぞれに弱点があります。Charles Loeffler らが2018年に発表した、ある州の新規受刑者への匿名調査では、6%が誤って有罪にされたと推計され、飲酒運転の2%から強姦の40%まで幅がありました。自己申告は一件ずつ確かめられませんが、著者らはありえない申告の割合も検定しています。ミシガン州の裁判官、検察官、警察、弁護人は、自分の地域で0.5%未満、全国で1〜3%と推定し、弁護人の推定が最も高くなっていました。

Gross は重大な暴力犯罪について1〜5%という幅を暫定的に示しており、死刑判決の数字はその中で最も根拠のしっかりした値です。2021年にすべての試みを検討した Marvin Zalman と Robert Norris は、どの推計も、事件の大多数を占める有罪答弁や軽い罪の有罪判決をきちんと扱えていないという共通の欠点を指摘しています。それらについての割合は、わかっていません。

雪冤記録が示すこと

大学の研究者が運営する米国の雪冤記録(National Registry of Exonerations)は、有罪判決を受けた人が、無実を示す新しい証拠に基づいて、後にすべての法的な結果から解放された事件を記録しています。2026年10月初めの時点で、1989年以降の雪冤は3,863件、失われた服役期間は3万6,000年を超えていました。2026年4月公表の2025年版報告では、その年の新たな雪冤は97件でした。記録自体、この総数は最低限の数字で、実際の雪冤の数はわからないとしています。

何が誤っていたのか

米国の雪冤のうち、各要因が関わっていた割合(%)。多くの事件には複数の要因がある。

要因2025年の雪冤(97件)記録全体(2022年)
偽証・虚偽告発73%63%
公的機関の不正72%59%
虚偽または誤解を招く法科学証拠40%–
目撃者による人違い23%27%
虚偽自白20%12%

出典:National Registry of Exonerations、2025年版年次報告(2026年4月)。記録全体の割合は Catlin M、Redlich AD、Wrongful Conviction Law Review 4(1)(2023)が2022年6月時点のデータから報告したもの。

二つの要因が際立っています。証人のうそや、寛大な扱いと引き換えに証言する情報提供者などの偽証・虚偽告発は、2025年の事件の73%に見られました。警察や検察が無実を示す証拠を隠す、証人に圧力をかける、証拠をでっち上げるといった公的機関の不正は72%でした。これらはしばしば一緒に起こり、ニュース欄のバージニア州の事件もその例です。記録全体では割合はやや低いものの、順序は同じでした。

虚偽または誤解を招く法科学証拠は、2025年の雪冤の40%に関わっていました。虚偽自白は20%で、心理学者の Kyle Scherr、Allison Redlich、Saul Kassin は、DNAによる雪冤の30%近くに虚偽自白が見られると指摘しています。目撃者による人違いは23%でした。2025年の事件の3分の1は、実際には犯罪が起きていなかった「犯罪なし」の事件でした。

これらの割合は、覆された事件についてのもので、冤罪全体についてではありません。また記録の数は、誰が調べに動くかに左右されます。2025年には、検察庁の内部で有罪判決を見直す部署(有罪判決適正化ユニット)の協力で23件が雪冤され、58%にはイノセンス団体などの専門の支援者が関わっていました。そうした部署のない地域では、誤りが少ないのではなく、雪冤が少なくなるのです。

有罪を認める無実の人

米国の刑事事件の大半は、裁判ではなく司法取引(答弁取引)で終わります。裁判で長い刑を受けるおそれのある被告人は、無実であっても、有罪を認める代わりに短い刑やすぐの釈放を受け入れることがあります。Allison Redlich らの2023年の研究では、当時記録にあった約3,300件の雪冤のうち、約4分の1が有罪答弁によるものでした。これらは後に覆された事件で、有罪答弁の後に覆すことは特に難しいとされます。

有罪答弁の事件は裁判の事件に比べ、虚偽自白が関わる割合も「犯罪なし」の事件である割合も4倍でした。裁判の事件では、人違い、法科学の誤り、偽証、弁護の質の低さの訴えがより多く見られました。証拠が自白である場合や、反証が難しい罪の場合、無実の人は陪審よりも取引のほうが安全だと判断することがあるのです。

無実の人が取引に応じるとき

答弁交渉の実験で、司法取引の提案を受け入れた無実の模擬被告人の割合(%)。

今すぐ有罪を認めることを条件とする提案32.9%
条件付きの提案なし5.0%

出典:Luna S、Redlich AD、J Exp Criminol(2025)、doi:10.1007/s11292-025-09715-3。地域住民316人が参加し、訓練を受けた役者が弁護士役を務めた。実験室での研究で、現実の利害ははるかに大きい。

実験は圧力がどう働くかを示しています。Samantha Luna と Redlich の2025年の研究では、316人の成人が被告人役となり、訓練を受けた役者を相手に交渉しました。有罪の参加者が取引に応じる可能性は無実の参加者の16倍を超えましたが、提案が条件付きのとき、無実の参加者の32.9%が応じ、条件がないときは5.0%でした。逆の方向を示す研究もあります。Avishalom Tor らは、無実の人は一般に、有罪の人よりも取引に応じにくいという「無実効果」を見いだしています。

有罪答弁は、何を雪冤と数えるかも複雑にします。ニュース欄のバージニア州の男性は殺人罪の有罪判決が取り消されて釈放されましたが、それは軽い罪について有罪を認めることと引き換えで、その中には、有罪を認めないまま有罪とされうる証拠があることを受け入れるアルフォード答弁も含まれていました。こうした取引は長い拘禁を早く終わらせますが、犯罪歴は残り、雪冤と数えられないこともあります。

失われた年月

雪冤には時間がかかります。Brandon Garrett が最初の250件のDNAによる雪冤を調べたところ、有罪判決から雪冤までは平均14年でした。記録の2025年の数字も同じような水準です。その年に雪冤された97人は、一人あたり平均14.2年、合計1,373年を誤った拘禁で失っていました。3分の1を超える人が20年以上を刑務所で過ごし、30年を超えた人が13人、40年を超えた人が3人いました。

刑務所で過ごした時間

2025年に米国で雪冤された人々。

14.2年

一人あたりの誤った拘禁による平均の喪失期間。97人で合計1,373年。

37%

20年を超えて服役していた人の割合。30年を超えた人が13人、40年を超えた人が3人。

出典:National Registry of Exonerations、2025年版年次報告(2026年4月)。

長い遅れには理由があります。Gould と Leo が2015年に260件の冤罪を調べた研究では、無実の決定的な証拠がなければ有罪判決はなかなか覆らず、雪冤の多くはやはりDNAを必要とし、雪冤に最も強く抵抗していたのは警察と検察でした。死刑判決は最も多く審査されるため、それだけ誤りが表に出やすいのです。

釈放後の生活

雪冤された人は、長年の服役の後に出所する人と同じ問題を抱えて外に出ますが、支援はより少ないことがよくあります。ソーシャルワーク研究者の Tina Simms が指摘するように、仮釈放された受刑者に比べて社会復帰の支援が少ないのです。仕事、家、人間関係、働ける年月を失った人も多くいます。小規模な調査は心への影響の大きさを示していますが、自ら応じた人に頼っており、いずれにせよ苦しんだであろう人がどれだけいたかはわかりません。

点描画:淡い壁の高いところにある細長い窓。窓台に小さな鉢植えがあり、その向こうに朝の空が細く見える。昇る太陽のところに琥珀色の小さな光が一つ。
景色は変わっても、待つ習慣は変わらない。

Jeff Kukucka らが2022年にプレプリントとして公表した雪冤者59人の研究では、80%が服役中にトラウマを経験したと答え、約半数がPTSDの可能性あり、51%が大うつ病の可能性ありと判定されました。社会的な支えが強い人やフルタイムで働く人ほど心の健康は良好で、服役期間、釈放後の期間、補償にははっきりした差がありませんでした。2023年の Kathryn Thomas と William Hoyt による雪冤者74人の調査では、一般の人に比べてPTSDが11倍、不安症が7倍、うつ病が4倍多く報告されました。

被害は刑務所の外にも及びます。英国のポストオフィス事件(欠陥のある会計ソフトウェアのせいで郵便局の運営者らが告発・有罪とされた事件)に巻き込まれた101人を対象とした2023年の調査では、有罪になったかどうかにかかわらず、67%が臨床的に意味のある心的外傷後ストレス症状を、60%が抑うつ症状を報告しました。告発されるだけでも、長く残る傷を負いうるようです。

心への影響

誤って有罪とされた人や告発された人を対象とした調査での心の健康の指標。小規模で、自ら応じた人の標本。

研究対象結果
Kukucka 2022、プレプリント米国の雪冤者59人PTSDの可能性48〜52%、大うつ病51%
Thomas & Hoyt 2023米国の雪冤者74人一般人口に比べPTSD 11倍、不安症7倍、うつ病4倍
Growns 2023英国ポストオフィス事件の関係者101人PTSD症状67%、抑うつ症状60%
Catlin & Redlich 2023亡くなった米国の雪冤者186人服役期間を考慮しても、予想より13.2年早く死亡

出典:Kukucka J ほか、PsyArXiv(2022);Thomas KA、Hoyt WT、J Forensic Psychiatry Psychol(2023)、doi:10.1080/14789949.2023.2270504;Growns B ほか、Legal Criminol Psychol(2023)、doi:10.1111/lcrp.12247;Catlin M、Redlich AD、Wrongful Conviction Law Review 4(1)(2023)。

Mary Catlin と Allison Redlich の2023年の研究はさらに踏み込みました。記録にある雪冤者2,657人のうち186人が亡くなっており、米国の死亡率から予想される約32人を大きく上回っていました。平均すると、服役期間を考慮しても予想より13年早く亡くなっていました。ただし著者らは、同じような刑期を終えて釈放された有罪の人とは比べられませんでした。また、死亡時の平均年齢は、すでに亡くなった人だけについての数字です。

補償の法律

雪冤記録によると、2026年8月の時点で、38の州とコロンビア特別区に誤って有罪とされた人への補償を定めた法律がありました。連邦法では、誤った拘禁1年につき最大5万ドル、死刑判決のもとにあった期間は1年につき10万ドルが認められます。Farina Barth の2025年のレビューによると、州の支払額は1年あたり約5,000ドルから20万ドルまで大きく異なります。受給の条件もまちまちで、記録は、支払いが雪冤から何年も後になることが多いと指摘しています。

補償の実際

米国の補償に関する主な規定と総額。

項目数字
補償法のある州(ほかにコロンビア特別区)、2026年8月38
連邦法での誤った拘禁1年あたりの上限5万ドル(死刑判決の場合は10万ドル)
州法での1年あたりの幅約5,000ドル〜20万ドル
イリノイ州、2026年の法改正後1年あたり最大5万ドル(従来は約1万5,500ドル)
1989年以降の州の補償と民事賠償の合計55億ドル超

出典:National Registry of Exonerations、補償のページおよび2025年版年次報告;28 U.S.C. § 2513(e);Barth F(2025);Injustice Watch(2026年7月)、イリノイ州 HB 3663 について。

支払額を引き上げる州もあります。イリノイ州では2026年7月に署名された法律で、補償額が1年あたり約1万5,500ドルから、服役1年につき最大5万ドルに引き上げられ、約30万ドルだった総額の上限も撤廃されました。全米では、1989年以降に雪冤者へ支払われた州の補償と民事賠償の合計が、いまや55億ドルを超えています。

お金は役に立つのでしょうか。Evan Mandery らが雪冤者118人を調べた2013年の研究では、補償を受けたかどうか自体はその後の再犯に差を生みませんでしたが、50万ドルを超える額を受け取った人では再犯率が有意に低くなっていました。Kukucka の調査では、補償と心の健康の間に関連は見られませんでした。どちらの方向についても、根拠は薄いと言えます。

米国の外では

点描画:夜明けの長い石塀。背の高い鉄の門が開いたままで、何もない野原を越えて低い丘へと淡い道が続いている。門のそばの灯りに琥珀色の小さな光が一つ。
門が開くのは一度きり。道はそれより長い。

イングランド、ウェールズ、北アイルランドには、刑事事件再審委員会(CCRC)があります。1997年に設けられ、誤判の可能性がある事件を審査して控訴裁判所に差し戻す機関で、これまでに930件を超える事件を付託してきました。2024〜25年度には1,541件の申請を受け、31件を付託しました。その年度に裁判所が判断した付託27件のうち、18件で控訴が認められました。後に有罪判決が破棄された Andrew Malkinson からの3件の申請の扱いに誤りがあったことを認めた後、独立した検証が9つの勧告を示し、委員会はそのすべてを受け入れました。

日本はその対極にあります。有罪率は99%を超え、再審はごくわずかです。1966年に逮捕され、1968年に死刑判決を受けた元プロボクサーの袴田巌さんは、2024年9月26日、静岡地方裁判所の再審で無罪となりました。88歳でした。裁判所は、捜査機関が自白を含む重要な証拠をねつ造したと認定しました。袴田さんは2014年に釈放されるまで40年以上拘禁され、その大半を死刑囚として過ごしました。

2025年3月、袴田さんには約2億1,700万円(約140万ドル)の補償が認められました。犯罪学者の David T. Johnson によると、2017〜2021年に再審請求が認められたのは約1%にすぎません。2026年7月、国会は1948年の刑事訴訟法の制定以来初めてとなる再審規定の改正を可決し、再審開始決定に対する検察の不服申し立てを原則として禁じました。

根拠から言えること

冤罪はまれではありません。米国の死刑判決については、少なくとも25件に1件が誤りというのが最良の推計です。通常の犯罪や有罪答弁については、誰にもわかりません。覆された事件からは、主に証人のうそ、公的機関の不正、誤解を招く法科学証拠が浮かび上がりますが、それは偏った標本です。雪冤者は平均して10年以上を失い、その後も大きな心の負担を抱え、早く亡くなる可能性があります。補償はまちまちで、ほかの国の例は、審査機関が役に立つ一方で誤りも犯すことを示しています。

よくある質問

刑務所に無実の人はどれくらいいますか?

誰にもわかりません。重大な犯罪についての推計は約1〜6%ですが、通常の事件や有罪答弁について信頼できる推計はありません。

雪冤(エグザネレーション)とは何ですか?

米国の雪冤記録の定義では、有罪判決を受けた人が、無実を示す新しい証拠によって、すべての法的な結果から解放された事件のことです。

冤罪の最も多い原因は何ですか?

判明している米国の雪冤では、偽証・虚偽告発と公的機関の不正がそれぞれ大半の事件に見られ、しばしば一緒に起きています。

なぜ無実の人が有罪を認めるのですか?

裁判でずっと重い刑を受けるリスクを避けるため、あるいは早く釈放されるためです。条件付きの提案があると、その可能性は高まります。

雪冤者は補償を受けられますか?

場合によります。米国の大半の州に法律がありますが、金額も受給の条件も大きく異なり、支払いまで何年もかかることがあります。

まとめ

  • 2014年の統計研究は、米国で死刑判決を受けた人の少なくとも4.1%が無実だと推計しました。通常の犯罪での割合は誰にもわかりません。
  • 米国の雪冤記録(National Registry of Exonerations)には1989年以降3,800件を超える雪冤と、3万6,000年を超える失われた服役期間が記録されていますが、これは最低限の数字だとされています。
  • 2025年の雪冤では、公的機関の不正と偽証・虚偽告発がそれぞれ約10件に7件、誤解を招く法科学証拠が10件に4件で関わっていました。
  • 判明した雪冤者の約4分の1は有罪答弁をしていました。ある実験では、条件付きの取引を示された無実の参加者の3分の1が取引に応じました。
  • 雪冤者にはPTSDやうつ病が多く報告されており、補償の法律は州によって大きく異なります。

この記事は、研究と公的なデータを一般的な情報としてまとめたものです。法律上の助言ではありません。あなたや周りの人が誤って有罪とされたかもしれない場合は、刑事弁護を扱う弁護士や、お住まいの国の冤罪支援団体に相談してください。有罪判決や告発の後の苦しみを抱えている人は、医師や心の健康の専門家に相談することも考えてください。

さらに読む:死刑判決からの推計は Gross ほか、PNAS 111(20)(2014)。米国の現在の事件と原因は National Registry of Exonerations の2025年版年次報告。誤った有罪答弁が裁判による有罪判決とどう違うかは Redlich ほか、Psychology, Crime & Law(2023)。

おすすめの3冊
  • Autopsy of a Crime Lab、Brandon L. Garrett(2021)。法学者が、欠陥のある法科学証拠がどう冤罪につながるか、より良い科学とはどんなものかを検証した本。わかりやすく出典もしっかりしていますが、扱うのは法科学だけで、制度全体ではありません。
  • Charged、Emily Bazelon(2019)。ジャーナリストが二つの事件を追い、司法取引の提案を含む検察官の選択がどう結果を左右するかを描いた本。司法取引の描写は生々しいですが、テーマは検察全般で、冤罪そのものではありません。
  • Usual Cruelty、Alec Karakatsanis(2019)。公民権弁護士が、保釈金や有罪答弁への圧力といった日常的な慣行が制度に組み込まれていると論じる本。有罪答弁と貧困についての指摘は鋭いですが、中立的というより明確に論争的な立場です。

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