米国の住宅火災:件数は減少、死者は増加

ミシシッピ州ユニオンで煙に包まれた住宅の前に止まる消防車
2024年10月、ミシシッピ州ユニオンの住宅火災。写真:Ktkvtsh(Wikimedia Commons、CC BY 4.0)
死者が増加2026年10月4日更新

トレンドの要約

  • 住宅火災の件数はゆるやかに減っていますが、亡くなる人の数は減っていません。この差こそが話のすべてです。
  • 米国消防庁(USFA)は2024年の民間人の火災死者を3,920人と数えており、2023年の3,670人から増え、2015年より16.3%多くなっています。
  • 2023年までの10年間で住宅の建物火災は6%減りましたが、住宅火災の死者は5%増え、インフレ調整後の損失は25%増えました。
  • つまり、起きてしまった火災は平均して、以前より危険で費用もかかるものになっています。
343,000件住宅の建物火災、2024年(USFA推計)
3,920人民間人の火災死者、全火災、2024年
+16.3%火災死者の変化、2015〜2024年
113億ドル住宅火災の損失、2023年

数字が示すこと

米国の火災は2つの全国機関が数えています。米国消防庁(USFA)は2024年の住宅の建物火災を343,000件と推計しています。全米防火協会(NFPA)は独自の調査で、同年の住宅の構造物火災を約329,500件としており、保険情報協会(Insurance Information Institute)がまとめています。2つの違いは定義によるもので、傾向は同じです。

最新の詳しい内訳は2023年分で、住宅の建物火災344,600件、死者2,890人、負傷者10,400人、損失112.7億ドルでした。2014〜2023年に火災は6%、負傷者は8%減りましたが、死者は5%増え、インフレ調整後の損失は25%増えました(USFAの住宅火災推計)。

背景にあるもの

火災の研究者は3つの点を挙げています。現代の住宅には、より高温で速く燃える合成素材の家具があふれており、逃げる時間が短くなっています。人口は高齢化しており、高齢者は目覚めるのも逃げるのも遅くなります。そして消防機関は、昔ながらのたばこや揚げ物鍋に加えて、電動自転車やキックボード、充電する機器のリチウムイオン電池という新しい出火源を報告することが増えています。

予防の基本はあまり変わっていません。各階に作動する煙警報器を付けること、夜は寝室のドアを閉めること、そして家族で実際に歩いて確かめた避難計画を持つことです。数字が示すのは、知識の不足ではなく実行の不足です。

最近の事例

  • 2024年:USFAは全火災による民間人の死者を3,920人と推計し、2023年より250人増えました。
  • 2026年2月:NFPA Journalが2024年の米国の火災損失に関する調査の概要を掲載しました。

報道発表・公式報告(2023〜2026年)

直近4年分の主な発表を、1年に5件ずつ、新しい順に載せています。多くは米国連邦政府の省庁・機関の発表で、出来事を最もはっきり記録しているものに限り報道も含めています。タイトルは原文(英語)のままです。2007〜2022年の発表は、2023年の後にある折りたたみリストにあります。

2026

2025

2024

2023

住宅火災に関する主な発表20年分を見る(2007〜2026年)2007〜2022年の80件、1年5件、新しい順

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009

2008

2007

写真リスト

天井に取り付けた煙感知器
資料写真:天井の煙感知器。写真:Georg Pik(Wikimedia Commons、CC0)
屋根が崩れた火災後の住宅の外観
資料写真:ペンシルベニア州ステートカレッジの火災後の住宅。写真:George Chriss(Wikimedia Commons、CC BY 2.5)

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