インドの地震:年に数百回、大地震はまれ

R・D・オールダムによる1899年の1897年アッサム地震報告書の図版
インド地質調査所のR・D・オールダムが1899年にまとめた1897年アッサム地震の報告書に載った図版。 写真:R. D. Oldham(Wikimedia Commons、パブリックドメイン)
増加傾向なし更新 2026年10月18日

トレンドの要約

  • インドの国立地震センターは、2024年にインド国内で575回の地震を観測しました。2023年は605回でした。ほとんどは小さな地震で、被害は出ていません。
  • 2020年1月から2025年6月までに、インド国内とベンガル湾、アンダマン海で3,032回の地震が記録されています。多かったのはアッサム州、ヒマーチャル・プラデーシュ州、マハーラーシュトラ州です。
  • 回数が増えて見える理由の一部は、観測網の拡充です。全国の観測所は2014年の約80か所から2025年には168か所に増えました。
  • 2007年以降、インド国内で最も多くの死者を出した地震は2011年9月のシッキム地震で、インド側の死者は110人を超えました。政府は、データにはっきりした増加傾向は見られないとしています。
575インド国内の地震回数(2024年)
3,032インドの地震回数(2020年1月〜2025年6月)
168地震観測所の数(2025年、2014年は80)
59-60%地震が起こりやすい国土の割合(2025年)

数字で見る現状

国立地震センター(NCS)がインド国内で観測した地震は、2020年に576回、2021年に521回、2022年に405回、2023年に605回、2024年に575回でした。2020年1月から2025年3月22日までの合計は2,768回です。最も多かったのはアッサム州の337回で、ヒマーチャル・プラデーシュ州(285回)、マハーラーシュトラ州(249回)、ウッタラーカンド州(222回)、マニプール州(220回)が続きます(下院(Lok Sabha)答弁、2025年3月)。北緯0〜40度、東経60〜100度というずっと広い報告範囲では、NCSは2020年1月から2025年6月までに80,029回の地震を報告しており、そのうちインド国内とベンガル湾、アンダマン海は3,032回でした(報道情報局(PIB)、2025年8月)。

2026年の月ごとの回数は大きく変動しています。NCSがインド国内で位置を特定した地震は、1月が64回(NCS)、シッキム州で群発地震があった2月が136回(NCS)、6月が123回でした(NCS)。被害を伴う地震はまれです。2011年のシッキム地震では、インド国内で110人を超える人が亡くなりました(ReliefWeb)。2016年のマニプール地震では少なくとも10人が死亡し、4,184棟の家屋が被害を受けました(国立災害管理研究所(NIDM))。2025年2月17日にデリーで起きたM4.0の地震は、ダウラ・クアン付近で深さわずか5キロでした(上院(Rajya Sabha)答弁)。

背景にあるもの

基本的な危険度は地理で決まります。最も危険度の高いゾーンVには、ジャンムー・カシミール、ヒマーチャル・プラデーシュ州、北東部、カッチ、アンダマン・ニコバル諸島が含まれます(上院(Rajya Sabha)答弁、2024年)。政府によると、インドの国土の約59〜60%が地震の起こりやすい地域です(PIB、2025年2月)。

回数の増加には、観測の精度が上がったことも関係しています。観測網は2014年の約80か所から2025年には168か所に広がり(PIB)、今ではマグニチュード3.0までの地震を検知できます(下院(Lok Sabha)答弁、2023年)。地球科学省は2023年、データには地震活動が増えているというはっきりした傾向は見られないと議会に答えています(下院(Lok Sabha)答弁)。

最近の事例

  • 2026年8月5日:NCSが、アルナーチャル・プラデーシュ州アッパー・シアン県で起きたM5.4の地震について速報を公表しました(NCS)。
  • 2026年6月5日:ヒマーチャル・プラデーシュ州チャンバでM5.0の地震が発生しました。この月、NCSはインド国内で123回の地震を観測しています(NCS)。
  • 2026年2月6日:シッキム州ギャルシン県のペリン付近でM4.5の地震が起き、2月26日にも近くでM4.6の地震がありました。2月のインド国内の地震は136回に達しました(NCS)。

報道発表・公式報告(2023〜2026年)

直近4年分の主な発表を、1年に最大5件、新しい順に載せています。多くはインド政府の各省が報道情報局(PIB)を通じて出した発表や、国家犯罪記録局(NCRB)、インド準備銀行(RBI)、国立地震センター(NCS)などの全国機関、州政府の発表で、出来事を最もはっきり記録しているものに限り、報道やデータ分析の記事も含めています。タイトルは原文(英語)のままです。2007〜2022年の発表は、2023年の後にある折りたたみリストにあります。

2026

2025

2024

2023

インドの地震に関する主な発表20年分を見る(2007〜2026年)2007〜2022年の25件、1年最大5件、新しい順

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2012

2011

2010

2009

2008

2007

5件に満たない年が多く、まだ1件もない年もあります。インド政府の古い発表は元のアドレスで見つけにくく、実際に開いて確認できたものだけを載せているためです。リストは今後も追加していきます。ページに日付がない場合は、発表のアドレスや発行元の一覧にある日付を使っています。

写真リスト

1897年の地震の前後のシロンの教会
1897年6月12日のアッサム大地震の前と後のシロンの教会。インドで記録された中でも最大級の地震でした。 写真:unknown photographer(Wikimedia Commons、パブリックドメイン)
米空軍のC-5輸送機から降ろされる救援用トラック
2001年グジャラート(ブジ)地震の救援のため、アーメダバードへ向かう途中で降ろされるトラック。 写真:US Air Force(Wikimedia Commons、パブリックドメイン)

このページのつくり方 数値は上にリンクした公式の統計発表によります。速報値・暫定値は後で改訂されるため、そう明記しています。インドの統計の多くは州ごとに集計され、1〜2年遅れて公表されるため(NCRBの2024年の事故統計は2026年に公表)、それぞれの数値が何年のものかを書いています。大きな数は国際的な表記で示し、インドの資料がラーク(10万)やクロール(1000万)を使う場合は括弧で添えています。写真はパブリックドメインまたはクリエイティブ・コモンズの画像で、各キャプションに出典を記しています。「資料写真」は説明のためのもので、キャプションに書かない限り本文の出来事の写真ではありません。このページは傾向をまとめたもので、個別の安全・医療・法律・金融の助言ではありません。