米国の負傷の動向:高齢者の転倒による死亡は増え続ける

急ならせん階段を上から見下ろしたところ
資料写真:らせん階段。写真:Drew Tarvin(Wikimedia Commons、CC BY 2.0)
まちまち:転倒は増加、道路は減少2026年10月4日更新

トレンドの要約

  • 2025年の米国で、不慮の事故による負傷は死因の第3位で、死者は184,265人でした(NCHS暫定値)。
  • その中身を見ると、傾向は分かれています。交通事故の死者は減っていますが、高齢者の転倒による死亡は増え続けています。
  • 65歳以上の転倒による年齢調整死亡率は、2018年から2024年に21%上昇し、人口10万人あたり64.7から78.4になりました(CDC)。
  • 毎年、1,400万人以上、高齢者の約4人に1人が転倒したと答えています。
184,265人不慮の事故による負傷の死者、2025年
+21%高齢者の転倒による死亡率、2018〜2024年
78.465歳以上の人口10万人あたりの転倒による死者、2024年
4人に1人毎年転倒する高齢者

数字が示すこと

CDC(英語)は、転倒を65歳以上の成人の負傷による死亡の最大の原因としています。2026年9月24日のMMWRのQuickStats(英語)によると、2024年の転倒による死亡率は高齢男性で人口10万人あたり74.8、高齢女性で66.6でした。年齢とともに急に高くなり、85歳以上で最も高くなります。

一方で、負傷の死者のうち自動車事故の部分は小さくなっています(道路の動向を参照)。その結果、負傷の負担は家の中と高齢の側へ移りつつあります。

背景にあるもの

高齢化で一部は説明できますが、すべてではありません。増えているのは件数だけでなく率だからです。検討されている理由には、めまいを起こしうる薬を何種類も飲む人の増加、一人暮らしの高齢者の増加、死亡診断書での転倒の記録の仕方の変化があります。予防の根拠が最も強いのは、筋力とバランスのトレーニング、薬の見直し、そして手すりや明るい照明といった簡単な住まいの工夫です。

最近の事例

  • 2026年9月24日:CDCが65歳以上の2024年の転倒による死亡率を性別・年齢別に公表しました。

報道発表・公式報告(2023〜2026年)

直近4年分の主な発表を、1年に5件ずつ、新しい順に載せています。多くは米国連邦政府の省庁・機関の発表で、出来事を最もはっきり記録しているものに限り報道も含めています。タイトルは原文(英語)のままです。2007〜2022年の発表は、2023年の後にある折りたたみリストにあります。

2026

2025

2024

2023

負傷に関する主な発表20年分を見る(2007〜2026年)2007〜2022年の80件、1年5件、新しい順

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009

2008

2007

写真リスト

夕暮れの街の通りに止まる救急車と消防車
資料写真:ニューヨークのコロンバス・サークルに止まる緊急車両。写真:Anthony Delanoix(Wikimedia Commons、CC0)
夜の、雪が積もって凍った歩道
資料写真:凍った歩道。冬の路面は典型的な転倒の危険です。写真:Diego Torres Silvestre(Wikimedia Commons、CC BY 2.0)

このページのつくり方 数値は上にリンクした公式の統計発表によります。速報値・暫定値は後で改訂されるため、そう明記しています。写真はパブリックドメインまたはクリエイティブ・コモンズの画像で、各キャプションに出典を記しています。「資料写真」は説明のためのもので、キャプションに書いていない限り、記事中の出来事を写したものではありません。このページは動向をまとめたもので、個人の安全・医療・法律・金融に関する助言ではありません。