帯状疱疹ワクチンと認知症:研究データでわかったこと
誕生日の基準で接種対象が分かれたウェールズ、オーストラリア、カナダの自然実験は、帯状疱疹ワクチンと認知症の診断の減少を結びつけました。その結果と、効果の大きさが争われる理由を研究データで解説します。
心の健康に降りかかるリスク。ストレス、不安、うつ、認知機能とその低下。
誕生日の基準で接種対象が分かれたウェールズ、オーストラリア、カナダの自然実験は、帯状疱疹ワクチンと認知症の診断の減少を結びつけました。その結果と、効果の大きさが争われる理由を研究データで解説します。
暴力がなくても、監視や孤立、お金の管理で相手の自由を奪う「強圧的支配」。17件の研究のメタアナリシスでは、支配的な行動はパートナー殺人の強い危険因子でした。英国などの法律と、起訴が難しい理由、サインを研究データで解説します。
孤独を減らす取り組みは平均すると効果がありますが、280研究を統合した分析でも効果は小〜中程度で、確信度は低いものでした。最も効いたのは心理的アプローチ。電話支援、社会的処方、アプリの研究データも紹介します。
統合研究では働く人の約11〜18%が職場のいじめを経験しています(平均14.6%)。いじめは後のうつや不安を予測し、逆にメンタル不調も後のいじめを予測します。対策プログラムの効果のエビデンスは「非常に低い」質でした。
ゲーム障害の有病率の推定は0.3%から10%まで大きくばらつきます。WHOの診断基準が求めるもの、推定値に30倍もの差が出る理由、該当した若者のその後、中国のプレイ時間規制に効果があったのかを研究データで解説します。
配偶者を亡くした後の半年間、遺された人の死亡リスクは約41%高くなります。死別後30日以内は心筋梗塞・脳卒中が約2倍に。男女差や人種差、悲しみそのものが原因なのかをメタアナリシスなどの研究から解説します。
入院中の高齢者の約29%がせん妄を起こし、その多くは見逃されています。薬を使わない予防策でせん妄は約4割減りますが、院内死亡は減りませんでした。認知症との関係の強さも含め、研究データで解説します。
9.11後、飛行機を避けて車で移動する米国人が増え、交通事故死が増えました。推計は約350〜2,300人と幅があります。ニューヨーク、マドリード、ロンドンの比較から「ドレッドリスク」研究のデータを解説します。
失業への不安は、実際の失業と同じくらいうつ症状と関連していました。一方、心臓病のリスクは17万4,438人の分析で1.32倍、社会経済的地位などで補正すると1.19倍となり、信頼区間の下限は「影響なし」の1.00でした。
1979年、ある社会学者が勧誘合宿への参加に同意した1,017人の全名簿を入手しました。1週間以上入会したのは10%、2年後も残っていたのは4%。「洗脳」という考え方を、心理学・社会学の研究データで検証します。