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52の主張を訂正しても「逆効果(バックファイア)」は1件も起きなかった

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  • バックファイア効果の出どころは2010年の論文です。しかもその論文の2つ目の実験では、集団全体のレベルで効果が再現されていませんでした。
  • その後に行われた最大規模の検証(5つの実験、1万人以上、52の主張を訂正)では、効果は一度も見つかりませんでした。
  • 研究全体を見ると、報告されたバックファイアの81%は、信念を1問だけで測っていました。逆効果が出たのは、1問の尺度では37%、複数問の尺度では8%です。
  • 信頼性の低い尺度は平均への回帰を起こし、もともと低い値から始まったどの下位集団にも「バックファイア」を作り出しかねません。

議論について、それ自体がもはや反論しにくくなった俗説があります。「誤った思い込みを訂正すると、相手はかえってその思い込みに固執する」というものです。バックファイア効果という名前まであり、多くのことの言い訳に使われてきました。ファクトチェックをしない、親戚の間違いを正さない、そもそも手間をかけない。報道機関のスタイルガイドにも、間違った考えの人とどう話すかという助言にも登場します。

この考えの出どころは、2010年の1本の論文です。それを再現しようとした最大規模の試みでは、1万人以上を対象に52の論争的な主張について5つの実験を行い、効果が見つかった回数はちょうどゼロでした。さらに2020年の方法論レビューは、もっと居心地の悪い事実を見つけています。研究全体を見渡すと、報告されたバックファイアは、信念を1つの質問だけで測った研究に集中していたのです。

これは「訂正には効果がある」という話とは違います。誰もが繰り返す特定の主張、つまり「事実を示すと人はかえって悪化する」という主張こそが研究データに支えられていない、という話です。その陰に隠れていた、もっと難しい問題は今も残っています。

屋根の上のテレビアンテナとパラボラアンテナのシルエットが、明るい夕暮れの空に浮かぶ点描画
情報はいつまでも流され続けます。訂正されるのはそのほんの一部です。

この考えはどこから来たのか

2010年、Brendan Nyhan と Jason Reifler は4つの実験を発表しました。参加者は、誤解を招く政治的主張を含む模擬ニュース記事を読み、一部の人はそのあとに訂正も読みます。最も有名な実験の主張は「2003年の侵攻前、イラクは大量破壊兵器を保有していた」というもので、訂正には大量破壊兵器は見つからなかったとするドルファー報告が使われました。

訂正の内容が自分の政治的立場に合うリベラル派は考えを改めました。一方、保守派は平均すると、訂正を見なかったグループよりも誤情報を強く信じるようになりました。これがバックファイア効果です。抵抗でも頑固さでもなく、逆方向へ動いてしまうことを指します。

元の論文には、一緒に伝えられることがほとんどない2つの事実があります。著者らは同じ項目で2つ目の実験を行い、集団全体のレベルでは結果が再現されませんでした。逆効果が見られたのは、イラクを国が直面する最重要課題に挙げた保守派という一部の人たちだけです。しかも著者ら自身が、この下位集団分析は探索的なものだと明記していました。この知見は、元の論文の中ですでに条件つきのものだったのです。

元の論文が報告したこと、しなかったこと

Nyhan と Reifler による4つの実験。訂正あり・なしの模擬ニュース記事を使用。

実験1:大量破壊兵器保守派は訂正から遠ざかった。リベラル派は訂正の方向に考えを改めた。これが「バックファイア効果」として広まった結果。
実験2:同じ項目集団全体ではバックファイアなし。効果が出たのは、イラクを最重要課題とした保守派のみ。著者らが探索的と位置づけた下位集団。
論文は効果を1回見つけ、1回は見つけられず、そのことを明記していました。広まったのは前半だけです。

出典:Nyhan, B. and Reifler, J., “When corrections fail: the persistence of political misperceptions”, Political Behavior 32(2), 2010(Swire-Thompson, B., DeGutis, J. and Lazer, D., “Searching for the backfire effect”, Journal of Applied Research in Memory and Cognition 9(3), 2020 による要約)

再現を試みた最大規模の検証

2019年、Thomas Wood と Ethan Porter は、バックファイア効果が起きる余地を最大限に残すよう設計した5つの実験を発表しました。項目は、訂正されると痛いところを突かれるような、イデオロギー色の強い主張を選んでいます。参加者は1万人を超え、52の誤った主張がそれぞれ訂正されました。

52件のうち、バックファイアが起きたものは1件もありませんでした。訂正は人々の考えを正確な方向へ動かしました。訂正が自分の陣営にとって都合の悪い内容でも同じでした。著者らは、探しに行って見つからなかったものを論文のタイトルにしています。

これは孤立した結果ではありません。Kathryn Haglin は、Nyhan と Reifler による2015年の研究と同じ資料・同じインフルエンザワクチンの項目を使い、訂正で誤った信念が減るという部分は再現しましたが、バックファイアは再現できませんでした。2020年のレビューは、元の項目を使った少なくとも8つの研究グループで再現に失敗していることを数えています。

世界観によるバックファイア効果の再現の試み

訂正情報を使い、訂正前または訂正なしの基準と信念を比較した研究。

Wood・Porter 2019:訂正した主張52
うち逆効果が出た主張0
5つの実験の参加者1万人以上
Haglin 2017(2015年研究と同じ項目)なし
その後バックファイアが報告された例は、サンプル全体ではなく、政治的・態度的な下位集団の中でのものです。

出典:Wood, T. and Porter, E., “The elusive backfire effect: mass attitudes’ steadfast factual adherence”, Political Behavior 41(1), 2019, pp.135–163; Haglin, K., “The limitations of the backfire effect”, Research and Politics 4(3), 2017.

ないはずのバックファイアが現れる理由

Briony Swire-Thompson、Joseph DeGutis、David Lazer による2020年のレビューは、単に勝ち負けを数えたわけではありません。どんな研究がバックファイアを見つけるのかを問い、役に立つほど具体的な答えを出しています。

明るく照らされた机の上に暗く立つゴム印と、その横にうっすら残る琥珀色の印影の点描画
残る跡は、押したときの音よりずっと小さいものです。

世界観と親近性に関する研究をレビューしたところ、バックファイア効果の81%は1つの質問で測定されていました。研究デザインを直接比べると、バックファイアが出たのは1問の尺度で37%、複数問の尺度で8%でした。偶然とは考えにくい差です。

仕組みは地味なものです。1問だけで信念を測るとノイズが大きく、ノイズの大きい尺度では平均への回帰が起こります。訂正前にたまたま低いスコアだった人は、訂正の効果に関係なく、訂正後にはスコアが上がりやすいのです。そのうえで「上方向に動いた下位集団」を探せば、必ず見つかります。レビューはシミュレーションデータでこれを示し、訂正後の信念が訂正前を上回る領域を「バックファイア・ゾーン」と呼んでいます。尺度の信頼性が下がるだけで、このゾーンには人が集まっていきます。

同じ方向に働く研究デザイン上の習慣が、ほかに2つあります。多くのバックファイア研究は、訂正後に一度だけ信念を測って2つのグループを比べます。ランダム割り付けでも最初から両グループにわずかな差があれば、その差が効果のように見えてしまいます。また、報告された下位集団のいくつかは、データを見たあとで選ばれたように見えます。

バックファイアの測り方と、出現した頻度

世界観・親近性の研究で報告されたバックファイア効果を、信念尺度の質問数別に比較。

1問の尺度で見つかった逆効果37%
複数問の尺度で見つかった逆効果8%
報告された逆効果のうち1問尺度の割合81%
レビューの著者らは、ここから言えることに慎重です。尺度がもろいからといって効果がないと証明されるわけではなく、この分野では判断がつかない、ということです。

出典:Swire-Thompson, B., DeGutis, J. and Lazer, D., “Searching for the backfire effect: measurement and design considerations”, Journal of Applied Research in Memory and Cognition 9(3), 2020. 比率の差 Z = 2.96、p = .003。

もうひとつのバックファイアと、その根拠の論文

この考えには、政治とは関係のない第2のバージョンがあります。誤った通説を否定するためにそれを繰り返すと、その通説がかえってなじみ深くなり、なじみのあるものは本当らしく感じられる。だから「通説 vs 事実」という形式は逆効果だ、というものです。これは親近性バックファイア効果と呼ばれ、ある世代のコミュニケーションガイドが「訂正する主張を決して繰り返すな」と教えてきた理由になっています。

その根拠となった証拠は2007年の未発表原稿で、主に他人が書いた書籍の章の中での記述を通して知られています。2013年の直接的な再現研究では見つかりませんでした。2023年には、2020年のレビューの著者2人を含むチームが、最もよく知られた発表済みの実証例(「通説 vs 事実」の条件が逆効果だったように見えたワクチン研究)を検証しましたが、親近性によるバックファイアも、恐怖によるバックファイアも再現できませんでした。

そこから生まれた実践的な指示も、検証に耐えていません。あるメタアナリシスは、誤情報を繰り返した訂正と繰り返さなかった訂正を比較し、両者に有意差はないとしました。その後のいくつかの研究では、警告とは逆の結果も出ています。訂正の直前に通説を示したほうが、人は考えを改めやすいのです。両者を並べて見ることで、矛盾がはっきり見えるからだと考えられます。

訂正の中で通説を繰り返すと悪化するのか

訂正後も残る誤情報の影響を、訂正が主張を繰り返したかどうかで比較。マイナスの値は、誤情報の影響がまだ残っていることを示す。

訂正で通説を繰り返すr = −0.1010研究を統合
訂正で繰り返さないr = −0.02差は有意でない
差は警告が予測した方向に出ていますが、小さすぎてノイズと区別できません。これは、ガイダンスが前提にしていた知見とは別物です。

出典:Walter, N. and Tukachinsky, R., “A meta-analytic examination of the continued influence of misinformation in the face of correction”, Communication Research 47(2), 2020(オンライン公開は2019年)。比較した研究は10件、Q(1) = 0.18、p = .18。

本当にあるものと、その大きさ

訂正のあとにも残るものはあります。「持続的影響効果」と呼ばれるものです。撤回されると、人はその主張を支持しなくなりますが、それでも一部は本当であるかのように考え続けます。同じメタアナリシスは参加者6,527人の32の実験を統合し、その大きさを r = −0.05 としました。統計的にゼロとは区別できますが、小さな効果です。

平均値は多くのことを覆い隠しています。もともとの信念に反する訂正は、信念に沿う訂正の4倍の影響を残します。時間をおいてからの訂正は影響を残し、すぐに行った訂正では測定できるほどの影響は残りません。信頼している情報源から届いた誤情報は、信頼していない情報源からのものより残りやすくなります。そして、主張を広めた情報源自身が撤回すると、影響は消えます。

バックファイア効果の代わりに覚えておくべきなのは、こうした数字です。訂正には効果があること。効果が最も弱くなる条件はありふれたものであること。そして、そのどの条件でも人が悪化するわけではないこと。

訂正後に誤情報がどれだけ残るか(条件別)

32の実験(N = 6,527)を統合した相関係数。マイナスが大きいほど、訂正後も誤情報の影響が残っている。

訂正が元の信念に反する−.20
誤情報が信頼する情報源から−.18
訂正が時間をおいて届く−.13
32の実験全体の平均−.05
訂正が元の信念に沿う−.01
訂正がすぐに届く+.01
広めた情報源自身が撤回+.01
どの値も「残りかす」であって、逆転ではありません。最悪のケースでも、小さな効果の5分の1が残る程度です。

出典:Walter, N. and Tukachinsky, R., Communication Research 47(2), 2020. 全体 r = −.05、95%信頼区間 [−.10, −.01]、p = .045、異質性 I² = 80.2。

それでも誤情報の否定がうまくいかない理由

2021年、Nyhan は自身の知見を見直す論文をProceedings of the National Academy of Sciencesに発表しました。その後の研究や報道が2010年の結果に飛びつき、その一般性をゆがめ、役割を誇張してきたと書いています。そして、訂正情報は相手に届けば通常は少なくともある程度の効果がある、というのが新たなコンセンサスだとしています。

彼の主張は、本当の問題は最初から別のところにあったというものです。訂正の効果は長続きせず、積み重なりもしないことがよくあります。時間とともに薄れるか、政治家やメディアから絶え間なく届く、より受け入れやすい主張に押し流されてしまいます。誤った認識が否定されたあとも何年も残るのは、否定が逆効果だったからではなく、1回きりの出来事が、途切れない供給と競っていたからです。

情報の届き方の問題はさらに深刻です。2023年に分野をレビューした Porter と Wood は、バックファイアの事例はきわめてまれで、研究デザインが生んだ見かけ上のものかもしれないと結論づけました。そして同時に、誤情報を目にした人が関連する訂正を目にする可能性はきわめて低い、とも述べています。この分野の実験はどれも、訂正を参加者の目の前に置きます。現実の世界では、そんなことは起きません。

訂正が動かすもの、動かさないもの

10か国のYouGovサンプル(n = 10,600)で同時に行った、COVID-19ワクチンの誤情報に関する実験。信念の正確さは4段階で測定。

訂正:信念の正確さの変化+0.16
誤情報:信念の正確さの変化−0.09
2週間後も残る訂正の効果39%
接種意向への効果なし
まったく異なる10の集団すべてで、信念については訂正が誤情報に勝りました。しかし、どちらも人々が「するつもりだ」と答えた行動には影響しませんでした。

出典:Porter, E., Velez, Y. and Wood, T., “Factual corrections and COVID-19 misinformation: evidence from simultaneous experiments in ten countries”, 2021.

明るい壁を背に、ブームスタンドに付いたマイクのシルエット。ケーブルが床まで垂れている点描画
誰かがもう一度、もっとわかりやすく言う。対策はそれに尽きます。

よくある質問

Q. つまりバックファイア効果は存在しない?

正確に言えば、もっと限定的です。サンプル全体のレベルでは、これまでで最大の検証を含め、何度も現れませんでした。報告された例はほぼすべて下位集団の中でのもので、たいていは1問の尺度で測られています。最も詳しく調べたレビューの著者らは、信頼性の低い測定と平均への回帰が、まさにそのパターンを作り出しうると結論づけました。ただし「決して起きない」とまでは言っていません。尺度の信頼性が主張を支えられるほど高いかを報告している研究がごく少ないため、今の分野では判断できない、ということです。

Q. 訂正するとき、誤った主張を繰り返すのは避けるべき?

研究データは、それをルールとして扱うことをもう支持していません。10研究を統合すると、主張を繰り返した訂正と繰り返さなかった訂正に有意差はなく、その後のいくつかの研究では、訂正の直前に主張を示したほうが効果的でした。今も成り立つのは、訂正なしに繰り返すと信じる人が増えるということです。だから主張と訂正は同時に、同じくらい目立つ形で示す必要があります。見出しに通説、訂正は小さな注記、というのはだめです。

Q. 訂正すれば、相手の行動は実際に変わる?

この研究データを見る限り、ほとんど変わりません。10か国のワクチン実験では、訂正で信念の正確さは上がりましたが、接種するつもりかどうかの回答は変わりませんでした。2023年の分野のレビューも同じ結論で、訂正は信念の正確さには影響するものの、その先の態度や行動への影響は小さいか、まったくないとしています。これは現実の限界ですが、逆効果とは別の話です。

Q. 根拠がこれほど薄いのに、なぜここまで広まった?

Nyhan 自身の説明では、報道が条件つきの下位集団の知見を「人間の本性の法則」にまで一般化したからです。また、居心地のいい考えでもあります。議論を続けなくても意見の対立を説明でき、やめる理由をくれるからです。難しい仕事から人を解放してくれる知見は、その言い訳を取り上げる再現研究よりも速く広まります。

Q. 訂正に効果があるなら、なぜ誤った信念は残り続ける?

訂正は1回の出来事で、主張は絶え間なく供給されるからです。訂正の効果は薄れていき、エリートやメディアから届き続ける手がかりに負けてしまいます。そして、その信念をもつ人の大半は、そもそも訂正に出会いません。これは「人の心が事実をどう扱うか」ではなく「誰が何を目にするか」の問題です。

まとめ

  • バックファイア効果の出どころは2010年の論文で、その論文自身の2つ目の実験では集団全体のレベルで再現されませんでした。
  • その後の最大規模の検証(5つの実験、1万人以上、52の主張を訂正)では、効果は一度も見つかりませんでした。
  • 研究全体で、報告されたバックファイアの81%は1問の信念尺度を使っていました。逆効果が出たのは1問の尺度で37%、複数問の尺度で8%です。
  • 信頼性の低い尺度は平均への回帰を起こし、低い値から始まったどの下位集団にもバックファイアを作り出しえます。
  • 親近性バージョンの根拠は2007年の未発表原稿です。直接的な再現は失敗し、2023年の研究も最も有名な発表済みの実証例を再現できませんでした。
  • 訂正の中で通説を繰り返しても、統合した10研究では有意差はありませんでした。
  • 本当にあるのは持続的影響効果です。32の実験で r = −0.05、訂正が元の信念に反する場合は −0.20 になります。
  • 訂正は信念を動かします(10か国で4段階尺度の +0.16)。ただし、本人が答える行動は動きません。
  • Nyhan 自身の2021年の見直し:効果は誇張されていた。訂正には効果があるが、その効果は薄れるか押し流される。
  • 最大の制約は、誤情報を目にした人が訂正を目にする可能性がきわめて低いことです。

この記事は、誤った主張の訂正に人がどう反応するかについて、公表された実験研究をまとめたものです。個別の意見の対立についての助言ではありません。研究は、1回の訂正から数分〜数週間後の信念を、調査や実験室の環境で測ったもので、人間関係や公の場での議論とは同じではありません。研究データで決着がつかない問い(たとえば、未検証の状況でバックファイアが起きることがあるのか)は、無理に結論を出さず、そのまま記しています。

さらに読むなら:Swire-Thompson、DeGutis、Lazer による2020年のレビューが最良の入り口です。研究者向けに書かれていますが、付録にはすべての研究、使われた尺度、バックファイアが起きたかどうかが一覧になっています。論争の多い分野としては珍しく誠実な記録です。Nyhan が自身の知見を見直した2021年の論文は4ページで、あわせて読む価値があります。

おすすめの3冊
  • The Scout Mindset(Julia Galef、2021年)。自分の立場を守るためではなく、物事を正しく見るための考え方。
  • How to Talk to a Science Denier(Lee McIntyre、2021年)。異論のある主張に、切り捨てず誇張もせず向き合う方法。
  • Noise、Daniel Kahneman、Olivier Sibony、Cass Sunstein(2021年)。判断における望ましくないばらつきについて。バイアスと対をなす問題を扱っています。

参考文献

  • Nyhan, B. and Reifler, J., “When corrections fail: the persistence of political misperceptions”, Political Behavior 32(2), 2010, pp.303–330. (Four experiments. Experiment 1 found conservatives increased belief that Iraq held weapons of mass destruction after reading the Duelfer Report correction. Experiment 2 did not reproduce this at group level; the effect appeared only among conservatives rating Iraq the most important problem, an analysis the authors identified as exploratory.)
  • Wood, T. and Porter, E., “The elusive backfire effect: mass attitudes’ steadfast factual adherence”, Political Behavior 41(1), 2019, pp.135–163. (Five experiments, more than 10,000 participants, items chosen as ideologically charged. Of 52 issues corrected, none triggered a backfire effect.)
  • Swire-Thompson, B., DeGutis, J. and Lazer, D., “Searching for the backfire effect: measurement and design considerations”, Journal of Applied Research in Memory and Cognition 9(3), 2020, pp.286–299. (81% of backfire effects in the worldview and familiarity literatures used single-item measures. Backfires in 37% of single-item against 8% of multi-item measures, Z = 2.96, p = .003. Sets out regression to the mean, post-test-only designs and post hoc subgroups as routes to spurious backfire.)
  • Haglin, K., “The limitations of the backfire effect”, Research and Politics 4(3), 2017. (Replication of the Nyhan and Reifler 2015 flu-vaccine study using the same items. The correction significantly reduced the false belief in the full sample and in both high- and low-concern groups; the backfire effect was not reproduced.)
  • Walter, N. and Tukachinsky, R., “A meta-analytic examination of the continued influence of misinformation in the face of correction: how powerful is it, why does it happen, and how to stop it?”, Communication Research 47(2), 2020, pp.155–177. (32 studies, N = 6,527. Overall r = −.05, 95% CI [−.10, −.01], p = .045, I² = 80.2. Counter-attitudinal corrections −.20 against pro-attitudinal −.01; delayed correction −.13 against immediate +.01; misinformation from a high-credibility source −.18 against −.01 from a low-credibility source; same source correcting +.01 against different source −.10. Repetition of the misinformation within the correction −.10 against −.02 without, Q(1) = 0.18, p = .18.)
  • Ecker, U.K.H., Sharkey, C.X.M. and Swire-Thompson, B., “Correcting vaccine misinformation: a failure to replicate familiarity or fear-driven backfire effects”, PLOS ONE 18(4), 2023. (Replication and extension of Pluviano et al. 2017, including the myths-versus-facts and infographic conditions. Neither backfire effect reproduced.)
  • Nyhan, B., “Why the backfire effect does not explain the durability of political misperceptions”, Proceedings of the National Academy of Sciences 118(15), 2021. (The author of the 2010 study writes that subsequent research and media coverage distorted its generality and exaggerated its role, that an emerging consensus finds corrective information typically at least somewhat effective when received, and that the accuracy gains often decay or are overwhelmed by elite and media cues.)
  • Porter, E., Velez, Y. and Wood, T., “Factual corrections and COVID-19 misinformation: evidence from simultaneous experiments in ten countries”, 2021. (YouGov samples, n = 10,600. Corrections raised belief accuracy by 0.16 on a 4-point scale; misinformation lowered it by 0.09. Neither affected intent to vaccinate. 39% of the correction effect was still detectable two weeks later.)
  • Porter, E. and Wood, T., “Factual corrections: concerns and current evidence”, Current Opinion in Psychology 54, 2023. (Corrections improve belief accuracy across countries, political beliefs and demographics; instances of backfire are exceedingly rare and may be an artefact of research design; those who see misinformation are exceedingly unlikely to see relevant corrections.)
  • Swire, B., Berinsky, A.J., Lewandowsky, S. and Ecker, U.K.H., “Processing political misinformation: comprehending the Trump phenomenon”, Royal Society Open Science 4(3), 2017. (No evidence of a worldview backfire effect in either experiment; post-explanation belief scores remained below pre-explanation levels. The authors conclude worldview backfire effects are not the norm.)
  • Fenger, J. and Vinæs Larsen, M., “Do beliefs echo? On the persistent effects of misinformation after effective corrections”, Political Communication, 2026. (Preregistered high-powered replication of two experiments from the study that introduced “belief echoes”. Where the correction was demonstrably effective, no lingering attitudinal effect was found.)

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