米国の航空事故:まれだが目立ち、見直しが進む

ポトマック川沿いの桟橋に回収した機体の残骸を引き上げるNTSBの調査官
2025年2月2日、ポトマック川での事故関連物の回収作業を行うNTSB。写真:NTSB(Wikimedia Commons、パブリックドメイン)
全体は安全、監視は強化2026年10月4日更新

トレンドの要約

  • 米国の民間航空は、移動距離あたりでは今も極めて安全です。航空による死者のほとんどは旅客機ではなく、小型の自家用機で起きています。
  • その記録は2025年1月29日に破られました。ワシントン近くのポトマック川上空で旅客機と陸軍のヘリコプターが衝突し、両機に乗っていた67人全員が亡くなりました。
  • 2026年1月、NTSBは単一の原因ではなく「根深い組織的な欠陥」があったとし、約50の勧告を承認しました。
  • 2026年9月6日には、マイアミ国際空港でボーイング767の貨物機が滑走路を逸脱し、少なくとも5人が亡くなりました。
67人ポトマック川上空の空中衝突の死者、2025年
約50その調査からのNTSBの勧告
5人以上マイアミの貨物機の滑走路逸脱の死者、2026年9月

数字が示すこと

航空の死者数は年ごとに単発の事故で大きく揺れるため、見出しの傾向は読み取りにくいものです。NTSBのデータからはっきりしているのは内訳です。定期航空会社による死者はごく一部で、死亡事故の大半はジェネラル・アビエーション(自家用機や小規模な商業飛行)で起きています。運輸統計局(BTS)がジェネラル・アビエーションの事故の長期データをまとめています。

背景にあるもの

ポトマック川の調査は、混雑した空港周辺の空域に注目を集めました。滑走路への進入経路と高度差の小さいヘリコプターのルート、夜間にパイロット同士が目で確認し合うことへの依存、そして過負荷の管制塔です。NTSBは、機体の位置を送信と受信の両方ができるADS-B装置の普及を求めました(NPR、英語)。

最近の事例

  • 2026年9月6日、マイアミ:サンフアンから飛来した機齢32年のボーイング767-300貨物機が滑走路を逸脱して車両に衝突し、炎上しました。NTSBの調査官が正式な調査を始めました(CBS Miami、英語)。
  • 2026年1月27日:ポトマック川上空の空中衝突に関するNTSBの委員会会合。

報道発表・公式報告(2023〜2026年)

直近4年分の主な発表を、1年に5件ずつ、新しい順に載せています。多くは米国連邦政府の省庁・機関の発表で、出来事を最もはっきり記録しているものに限り報道も含めています。タイトルは原文(英語)のままです。2007〜2022年の発表は、2023年の後にある折りたたみリストにあります。

2026

2025

2024

2023

航空安全に関する主な発表20年分を見る(2007〜2026年)2007〜2022年の80件、1年5件、新しい順

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009

2008

2007

写真リスト

畑でねじれた機体の残骸を調べるNTSBの調査官2人
資料写真:2013年、アラバマ州バーミングハムのUPS 1354便の墜落現場で調べるNTSBの調査官。写真:NTSB(Wikimedia Commons、パブリックドメイン)
川沿いの回収現場でエンジニアと話すNTSBの委員
2025年2月1日、ポトマック川の事故現場のNTSB。写真:NTSB(Wikimedia Commons、パブリックドメイン)

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