米国の建物火災:オフィス、倉庫、高層ビル

火災実験中の集合住宅の上階の窓から噴き出す炎と煙
NISTとニューヨーク市消防局が使われなくなった高層ビルで行った、風に押される火災の制御実験。写真:米国国立標準技術研究所(NIST)(Wikimedia Commons、パブリックドメイン)
横ばい、ただし単発の大損失2026年10月4日更新

トレンドの要約

  • オフィス、店舗、倉庫、学校、工場の火災は住宅火災よりずっと少なく、亡くなる人もずっと少なくなります。
  • USFAは2024年の住宅以外の建物火災を111,900件と推計し、NFPAは独自の定義で住宅以外の構造物火災を約119,500件としています。
  • ここでのリスクは集中しています。1件の倉庫火災や工場火災で数億ドルの損失が出たり、一度に何人もの作業員が亡くなったりします。
  • 2025年7月にカリフォルニア州エスパルトの花火倉庫で起きた爆発では作業員7人が亡くなり、最近の教訓となりました。
111,900件住宅以外の建物火災、2024年(USFA)
470,500件すべての構造物火災、2024年(NFPA)
7人エスパルトで亡くなった作業員、2025年7月

数字が示すこと

米国では年に約139万件の火災があり、そのうち約470,500件が構造物火災で、その約4分の1が住宅以外の建物です(NFPAのデータ、Triple-I経由)。USFAは2024年の住宅以外の件数を111,900件としています。どちらの機関も、この区分のはっきりした10年間の推移を概要ページにはまだ出していないため、ここでは増加・減少ではなく、おおむね横ばいとして扱っています。

年によって変わるのは、最悪の出来事の規模です。大損失火災の一覧の上位は工場や倉庫の火災が占めます。中に保管されている物や、スプリンクラーや消防隊が抑えるまでに1件の火災が広がりうる床面積が大きいためです。

背景にあるもの

大型倉庫、リチウムイオン電池の保管、危険物の在庫は、火災が起きたときの被害を大きくします。一方、スプリンクラーと現代の基準によって、職場の火災の多くは小さく抑えられています。高層ビルの火災は特別なケースで、NISTの実験では、開いた窓から吹き込む風が数分で火と熱を廊下に沿って押し進めることが示されました。

最近の事例

  • 2025年7月1日、カリフォルニア州エスパルト:花火倉庫での爆発と火災で作業員7人が亡くなりました。2026年2月、カリフォルニア州森林保護防火局(Cal Fire)は、違法行為の疑いを示す証拠が見つかったとする調査結果を郡の検察に送りました(CBS Sacramento、英語)。

報道発表・公式報告(2023〜2026年)

直近4年分の主な発表を、1年に5件ずつ、新しい順に載せています。多くは米国連邦政府の省庁・機関の発表で、出来事を最もはっきり記録しているものに限り報道も含めています。タイトルは原文(英語)のままです。2007〜2022年の発表は、2023年の後にある折りたたみリストにあります。

2026

2025

2024

2023

建物火災に関する主な発表20年分を見る(2007〜2026年)2007〜2022年の80件、1年5件、新しい順

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009

2008

2007

写真リスト

煙を上げる倉庫に放水する消防士
資料写真:バージニア州ノーフォーク海軍基地の倉庫火災、2011年。写真:米海軍/MC1 Brien Aho(Wikimedia Commons、パブリックドメイン)
煙に包まれた倉庫の外の消防車とホース
資料写真:同じノーフォークの倉庫火災を別の角度から。写真:米海軍/MC1 Brien Aho(Wikimedia Commons、パブリックドメイン)

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